鹿児島県コロナ対策強化 若年・妊婦大規模接種など柱 
2021/8/27(金)20:01 配信(MBCニュース)

 
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、塩田知事は27日、対策強化を打ち出しました。若い世代や妊婦などへのワクチン大規模接種や、酸素投与などを行う、中間治療施設の設置などが柱です。
 
(塩田知事)「新型コロナウイルス感染防止対策の強化、新たな対策として6つ実施することにしています」
 
27日の定例会見で、塩田知事は鹿児島県の対策強化を打ち出しました。
その1つが大規模接種の追加実施です。対象は県内全ての市町村に住む16歳から39歳までの若い世代、妊婦やその同居家族、小中学校の教職員で、モデルナ社製のワクチンを使って、鹿児島市と霧島市の2つの会場でおよそ1万人の接種を予定しています。
 
ワクチン接種は各自治体などで進んでいるものの、県内の26日時点の接種率は1回目が46.96%、2回目が38.26%に留まっています。
予約開始が遅かったり、ワクチン供給が一時と比べて減ったりしたために接種が遅れている若い世代の接種を増やす狙いです。
 
(20代)「(ワクチンは)まだ打ててないです。打とうと思っているが予約が取れない。できれば早く打ちたいと思っていた」
 
(20代)「(大規模接種は)助かりますね。今は(感染者が)増えてきているので安心感がある。」
 
鹿児島市の会場はLi-Ka1920の5階「ライカ南国ホール」、霧島市は国分保健センターです。1回目は来月13日から26日、2回目は10月11日から24日の予定で、予約方法は今後、県が公表します。
 
一方、27日で県が独自の「緊急事態宣言」を出して2週間、「まん延防止等重点措置」が適用されて1週間となりますが、病床使用率は7割を超え、自宅待機も1300人を超えて過去最多となるなど、医療のひっ迫が続いています。
 
このため、県は病床数を78床増やして566床とするほか、28日から療養用の宿泊施設を351室増やすなど、医療提供体制の充実も打ち出しました。
 
さらに、酸素投与や、重症化を防ぐ効果があるとされる「抗体カクテル療法」などを行う「中間治療施設」を来月上旬に開所します。
 
宿泊施設や自宅にいる感染者が治療が必要になっても入院できない場合に、重症化をさけるため治療を受けることができます。
 
(塩田知事)「入院・治療が必要な人がいて、さらにそれを上回る人が出てきた場合に、そういった治療行為が出来るような病院に準ずるような施設が必要ではないか。ホテルに療養している人や、自宅待機者で酸素投与が必要になったときに、そこにも行けることも視野に入れながら考えている」
 
さらに、8月に入って急増し、26日も1300人を超える自宅待機者に対応するため、健康観察機能を持ったコールセンターの運用を27日から始めました。
保健所の業務負担を減らすとともに、自宅待機中に異常があった場合に直ちに保健所と連携して対応するとしています。
 

 

塩田知事就任1年!~県民とつくる鹿児島の今と未来~  
2021/8/22(日)10:30 配信(MBC南日本放送)『県政番組ふるさと鹿児島』

 
今回の「ふるさとかごしま」では、塩田知事が出演し、就任1年を振り返りつつ、就任後の取組状況や、県民とつくる鹿児島への思いなどについて紹介します。
 
県民から寄せられた質問にも回答していますので、是非ご覧ください。 

 

就任1年 塩田知事が生出演!
2021/7/28(水)20:51 配信(KYT鹿児島読売テレビ)


就任1年を迎えた塩田知事をスタジオに招き、様々な質問をぶつける。
 
新型コロナ対策の他にも新総合体育館や馬毛島をめぐる問題など、県が抱える様々な問題や課題に直面していた。
 
今後どう向き合っていくのか?生放送の中で知事の本音に迫る。
 詳しくは動画をご覧ください。

 

塩田知事就任1年 評価と課題は?
2021/7/27(火)19:38 配信(MBCニュース)


塩田康一知事が就任して7月28日で1年になります。この1年の取り組み、そして今後の課題は。
 去年7月の鹿児島県知事選に無所属で出馬し、自民・公明党が推薦した現職を破って初当選した経済産業省出身の塩田知事。新型コロナ対策に追われた1年だったと振り返ります。
 この1年のコロナ関連予算は、補正が7回、専決処分が6件、総額は当初予算を含めて1347億円。特に意識したのが感染予防と経済・社会活動の両立でした。
 知事選では、当時の現職を推薦した県議会の最大会派・自民党も塩田知事のコロナ対策に一定の評価をしています。
 ただ、コロナ以外にも課題は山積しています。アメリカ軍の訓練移転計画に揺れる西之表市馬毛島や、原則40年の運転期限が迫る川内原発の延長問題、整備候補地が二転三転した新総合体育館計画など、県民の意見も割れる様々な問題に対し、知事の考えがなかなか見えないという声も聞かれます。
 
県民は塩田知事にどんな印象を持っているのか?街の声を本人にも聞いてもらいました。
 
(50代・会社員)「コロナ対策にとても力を入れているので、すごくさわやかで誠実そうなので、鹿児島県がすごく良くなればと思う」
 
(80代・無職)「よくやっているのではないですか。もう少しそれをアピールして、メディアをいい意味で活用したらいい」
 
(60代・自営業)「まじめで誠実、堅実すぎて堅いなというところもある。もっとがんがん来ればいいのになと」
 
若者からはこんな声も。

(大学生)「誰?しらない」
(大学生)「見たことがない・・・」
 
(塩田知事)「よく見ていらっしゃるなと、思いましたね。まだまだ知名度がないことが分かりました、頑張ります」
 
すでに一部で開いている対話集会をさらに開くなどして、県民とのふれあいの場を増やしていきたいと話す塩田知事。特にコロナで傷んだ経済を回復させるためにも、マニフェストで掲げた県内産業の「稼ぐ力」を柱に取り組んでいく考えです。
 
(塩田知事)「(鹿児島県は)農林水産業とか観光関連産業が基幹産業になっているので、この2つの柱でしっかり稼いでいく。このほかに、これまでではない新しい産業を創出して、鹿児島でものづくり、サービスいろいろな形で稼ぐことの取り組みを進めていきたい」
 
その新産業創出やデジタル化推進のため、県庁18階の展望スペースを業種や企業を超えて人が働き、交流できる「コワーキングスペース」として、整備することも計画しています。
 
(塩田知事)「鹿児島で新しい産業を創出する場として、何かそういう場が必要なんじゃないかなと思っていた。県庁の18階、とても景色はいいし、ロケーションはいいと思うので、そこを何とか活用できないかなと」
 
専門家は、経済産業省出身知事としての手腕が、2年目以降、さらに問われることになると指摘します。
 
(鹿児島大学 平井一臣教授(政治学))「やっぱり産業政策なり、経済の関連する政策を仕込んでその成果を引き出していく、そっちに軸足があると思うので、2年目、3年目で成果を出さないと、一体何をしているんだということになりますから、まさにこれから1年、2年が勝負どころ」
 
1年目は“着実”なスタートを切ったイメージもある塩田知事。これから、どのように“塩田カラー”を打ち出して、成果につなげていくことができるのか、問われることになります。
 

新年度県予算~県民とつくる鹿児島県の今と未来②~
2021/4/11(日)10:30配信(MBC)『県政番組ふるさとかごしま』

  
年度初めのMBC「ふるさとかごしま」では,塩田知事が出演して2週にわたり「令和3年度当初予算」の概要や特徴などについて紹介します。
新MCの野口たくおさん(MBC専属タレント)とのトークも見所です。
皆様,是非御覧ください。

新年度県予算~県民とつくる鹿児島県の今と未来①~
2021/4/4(日)10:30配信(MBC)『県政番組ふるさとかごしま』

  

 

地方回帰の流れ捉えたい 塩田康一・鹿児島県知事
2021/1/1 (金)13:04 (南海日日新聞社)

―知事就任5カ月、2020年の総括を。
  「(20年7月の)知事就任後、真っ先に取り組んだ大きな課題は新型コロナウイルス対策。県民の安心安全を守るため、医療体制の確保や検査充実を図り、各事業者による感染防止対策への支援などを進めた。経産省出身として安全安心と経済との両立も重視し、各需要喚起策や経済政策にも力を入れた。新型コロナに加え、大規模災害や鳥インフルエンザ対策など目まぐるしい1年だったように思う。ほかには、2023年の鹿児島国体開催決定も印象に残った」
  ―新型コロナ対応、自己評価は。
 
 「各地でクラスター(感染者集団)発生も確認されており、警戒すべき状況が続いているとの認識に変わりはない。特に離島については与論島で2度、徳之島でも1度クラスターが発生した。医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な中で、島民の安心安全確保のために、島外、県本土への搬送体制も維持できたと思う。経済対策については、政府の『Go To トラベル』が一時停止となっているが、再開後は早期の需要喚起策を進めたい」
 
 ―21年は現行の奄美群島振興開発特別措置法の折り返しとなる。奄美群島の振興に対する考え方は。
 
 「次期奄振について現時点ではっきりしたことは言えないが、奄美という地域を考えた時に、本土と比べた条件不利性や格差といったものは依然として残っており、振興への取り組みは重要。群島内の人々の暮らしを支える観点から、これまで同様に条件不利性の解消に向けて対応しなくてはならない」
 
 ―具体例を挙げるならば。
 
 「例えば、情報通信基盤整備の部分では高速大容量通信の5Gへの対応などが重要。情報基盤の整備とも関連する部分が大きい教育や医療、物流などの拡充もしっかり考えていきたい。昔からの課題となっている台風などの災害対策についても、同じく重要課題と位置付けて取り組む」
 
 ―鹿児島国体は23年の開催が決まった。今後の取り組みは。
 
 「まずは、県民の機運醸成とともに、選手の発掘や育成強化に向けて競技団体の関係者と相談しながらの対応が必要。運営面では新型コロナウイルスへの対応も考えなくてはならず、東京オリンピックやパラリンピック、三重、栃木での国体開催も参考にしながら準備を進める。24年に佐賀県で開かれる第1回国民スポーツ大会と合わせて、九州で2年連続の開催となることから『双子の大会』と位置付けており、佐賀県とも今後、交流を深めていく。いろんな面で県民に希望を与えるような素晴らしい大会を目指す」
 
 ―21年はどのように県政を進めるか。奄美関連のトピックを含めて新年の展望、抱負を。
 
 「奄美関係のトピックでは、世界自然遺産登録の可否を決める国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が6月末から7月にかけて中国で開かれる予定。本来は20年の開催が予定されていただけに残念な思いをした県民も多かったと思う。県としても登録の実現に向けて全力を尽くす。県政全般では、県民の暮らしを支える産業の振興や基盤づくりに取り組む。新型コロナの影響で都会からの地方回帰の動きも見られる中、情報基盤をベースにしたリモートワーク拡大など、時代の流れを捉えた施策を進めていきたい。地域のコミュニティーの中で、人々がつながりや絆を感じられるような県政推進に努める」

  

 
県産品の海外販路拡大へ 鹿児島県がドン・キホーテ運営会社と連携協定
10/12(月)19:27配信(MBC)

 
 県産品の海外での販路拡大を図るため、鹿児島県は、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営する会社と連携協定を結びました。
 
県と協定を結んだのは、東京が本社のPPIH=パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスです。PPIHは、海外ではアメリカとアジアであわせて50店、国内では「ドン・キホーテ」などを展開していて、黒牛、養殖ブリなど、県産の農畜水産物の海外での販路拡大や海外での鹿児島フェア開催などで連携します。PPIHは、県産品を海外で3年前から扱っており、去年9月からの1年間ではシンガポールや香港などでサツマイモを中心におよそ5億円を売り上げ、今後10年間で100億円を目指すとしています。
(PPIH松元和博常務)「(新型コロナで)飲食店が営業自粛していることで、家庭内での調理が海外でも増えている。我々の食材に触れてもらえる機会が増えている」
 
PPIHが自治体と連携協定を結ぶのは愛媛県に続き2例目で、鹿児島県が海外販路拡大を目的に大手小売店と協定を結ぶのは初めてだということです。

かごしま国体 2023年「特別国民体育大会」で正式決定
10/8(木)19:32配信(MBC)

 
かごしま国体の2023年開催が、8日正式に決まりました。大会回数を数えない「特別国民体育大会」として開かれます。
 
日本スポーツ協会は8日、東京で臨時の理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で今年秋の開催が延期となった、かごしま国体を2023年に開催することを正式に決定しました。大会回数を数えない「特別国民体育大会」として開かれます。
国体は2021年に三重、2022年に栃木での開催が決まっていて、鹿児島が2023年に決定したことで、佐賀と滋賀はそれぞれ1年延期され、2024年と2025年に開催されます。3年後の開催が正式決定したことを受け、選手たちも決意を新たにしていました。
 
かごしま国体は2023年9月30日から10月10日までの11日間、全国障害者スポーツ大会は10月21日から23日までの3日間となる見通しです。